2027年7月4日の株価上昇率上位の霞ヶ関キャピタルです。
2011年に宮城県仙台市で合同会社として設立し、東日本大震災で被災した宮城県柴田郡のショッピングセンターを取得して再生させるところから始まっているようです。
2015年に株式会社に改組して東京の霞が関に本社を移します。
不動産デベロッパーのようなイメージだったんですが、少し違うようです。この違いが大きな差になっているらしいのですが、素人にはわかりにくい。下記はあくまでも私の理解という点なのであらかじめご了承ください。中の人ではないのでディティールはわかりません。
一般的な不動産デベロッパーはわかりやすくて、土地を取得し収益性のある建物を建てて売却することで利益を得ます。ショッピングセンターや配送センター等が思いつきますが、一番イメージしやすいのがマンションデベロッパーです。土地を取得してマンションを建てて住みたい人に売ります。または、売らずに賃貸にしても収益を得ることができます。
ショッピングセンターや配送センターの場合はテナントや配送業者から家賃を得ることができます。
霞ヶ関キャピタルも土地を取得して建物を建てるなどして価値をつけて売ってるように外形的には見えますが、土地を取得し企画をしたタイミングで開発ファンドに売却します。
この時点で自らの資産ではないのでリスクを大幅に下げられますし、開発(デベロッパー)の仕事を確保できます。そして施設が完成したらコアファンドに売却します。この時点で開発ファンドに投資してる人は売却益を得られます。
コアファンドというのは、運用ファンドで開発ファンドがキャピタルゲイン狙いならば、コアファンドはインカムゲインを狙うファンドです。開発した施設の稼働により得られる収益から配当を得るイメージでしょうか。霞ヶ関キャピタルは売却時や運用時にフィーを取れます。なんだか複雑な感じがしますね。
長くなったので端折りますが、開発ファンドに売却するのではなく、パートナー企業と合弁会社を設立し案件ごとに特別目的会社を設立して開発しコアファンドに売却するという形もあるようです。「霞ヶ関キャピタル2.0モデル」と呼んでるようなので、こちらにシフトしているのでしょうか。詳しいことはわかりません。
こういったビジネスモデルで、物流、ホテル、ヘルスケア(高齢者施設)を運用をしているようです。
昨日3日に決算発表がありました。
売上好調、好業績だったことに加えて8月31日基準で株式の2分割を発表しました。これは上がりますよね。
株式分割に伴って株主優待に変更も加えています。