2025年8月4日の株価上昇率上位のコカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングスです。
今回の値上がりの理由はさして面白くもないのですが、コカ・コーラの仕組みが面白かったので記事にしてみました。
コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングスは、コカ・コーラを始めとした飲料の製造販売を行っています。
コカ・コーラは米国のザ コカ・コーラ カンパニーの商品なんですが、日本には現地法人として日本コカ・コーラが設立されています。 日本コカ・コーラは製品開発、マーケティング、原液の製造を行いますが、最終製品の製造と販売は行いません。
ザ コカ・コーラ カンパニーはフランチャイズシステムを採用していて、現地のボトラー(フランチャイジー)に製品の原液を販売し、フランチャイジーは原液を水で薄め、容器に詰めて流通に乗せます。
コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングスはこのボトラーで、メガフランチャイジーみたいな感じです。元々は国内の地域ごとに17社のフランチャイジーがあったのですが、統合が進み現在では北海道、東北辺り、北陸辺り、沖縄と、それ以外のコカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングスの5社にまで絞られています。
余談ですが、北海道を担当する北海道コカ・コーラボトリングは東証スタンダードと札証に上場しています。
8月1日に発表された新中期経営計画「Vision 2030」の中で、2030年までに1,500億円の自社株買いと3倍程度に増配するとした株主還元が好感されたものと思われます。